ワンちゃんネコちゃんは人より早く歯垢が歯石となり、若いうちから歯周病を発症していることが多くあります。歯周病をそのままにしていると、お口のトラブルだけでなく、細菌が肺や気管、心臓、腎臓など全身の重要な臓器に悪影響を及ぼす可能性があり、高齢の動物たちには重篤な事態となります。
先ずは診察での口腔内チェックからおすすめします。
歯垢(プラーク)内の細菌が原因で歯ぐきに炎症が起きる病気です。放置された歯垢は徐々に固まり、歯石として歯の表面にこびりつきます。歯石は通常のブラッシングでは取り除けず、その周囲に細菌が繁殖し、毒素を出して歯周病を悪化させます。
診察後、歯石除去の必要性が確認され、飼い主様が希望された場合に予約をします。
診察時に血液検査・レントゲン検査・エコー検査を行うこともあります。
処置当日の朝はごはんを与えず、前夜のごはんは夜9時までにあげて下さい。
お水は朝まで置いておいて構いませんが、朝になったら片付けてください。
午前11時から11時30分までにご来院ください。
健康状態のチェックと体重測定を行い、動物をお預かりします。
前処置,全身麻酔後に処置を開始します。
処置内容:歯石スケーリング、歯の研磨(ポリッシング)、必要に応じた抜歯など。
通常は日帰り治療となり、夕方5時~6時の間にお迎えに来ていただきます。
麻酔の醒め具合いまたは麻酔後の体調により入院になることもあります。
軽度 : 19,000円~(税抜)
中程度:27,000円~(税抜)
重度 : 35,000円~(税抜)
※料金には、全身麻酔、処置費用、注射料金が含まれています。抜歯の数や治療内容により料金が変動することがありますので、詳細は診察時にお尋ねください。
犬の乳歯は通常、生後約7か月で永久歯に生え変わります。しかし永久歯が生えても乳歯が残った状態を「乳歯遺残」と呼び、将来的に歯周病の原因となります。
この乳歯遺残の抜歯は全身麻酔下で行われ、不妊手術と同時に行うことも多いですが、乳歯抜歯のみを単独で行うこともあります。
歯科治療は動物の健康維持に非常に重要です。気になる症状がある場合は、お早めにご相談ください。