フィラリア症


フィラリア症とは

  • 犬糸状虫といわれる寄生虫が心臓や肺動脈に寄生して起こる病気です。
  • 血流が妨げられ、心臓、肝臓、腎臓などさまざまな臓器に障害を起こします。
  • 高温多湿な日本では寄生率が高く感染率は全国平均で31.1%中国地方は39.1%(JSAVA1992)といわれています。
  • 犬糸状虫は猫に感染することも知られています。当院では猫フィラリア症への対策としてレボリューションを採用しています。

症状

  • 疲れやすい、咳が出る、体重が減る、末期症状では失神して倒れたり、腹水がたまっておなかが大きくなったり、黄疸、血尿が見られたりします。

検査

  • 毎年予防薬投与を開始する前に検査する必要があります。
  • フィラリア感染犬にお薬を飲ませてしまうとショックを起こし死に至ることもあります。
  • フィラリアに感染しているかどうかは血液検査で調べます。
  • その他レントゲンやエコーで調べることもあります。

治療

  • フィラリアに一度感染してしまうと治療をすることは非常に困難です。
  • フィラリア成虫を駆除する副作用の強い薬を使ったり、手術で心臓から取り出したり、保蔵療法を行ったりします。